番外編イベ:水晶の願い事 メモ
さきとダレンの二人単独イベ欲しすぎて、ゲームクリア後のおまけに移すことにした。
生きてるような感じで生き物としての経験がゼロの石っころって立ち位置がどこにずれても面白いし。
とりあえずゆいのすけが勝って水晶お持ち帰りルートからさかのぼり、民宿でななみがその布袋を手にして一言から始める。
ななみ:「種も仕掛けもございません。この水晶が入った袋をこうして振ると…(シャカシャカシャカ。」
ポンッ
ダレン:「貴様!!俺を誰だと思っている!?」
ななみ:「誰だ!?ダレンだあ!!…いいですね大道芸で稼げますよ!」
ダレン:「さき以外には攻撃できることを忘れるな。」
ななみ:「え!?えええ今さきさんの名を呼び捨てでえええ!?あなたさきさんとどういう関係なんですか(マジトーン」
ダレン:「勘違いするな。貴様の生命力を頂いて奴に今までの仕返しをしてやる!」
ななみ:「う、うわあああああ…あああ…?」
※ダレンがぷるぷる頑張っている。
ななみ:「早くしてくださいよ。私の一番会いたい人に姿を変えてくださいお願いします!!(突然の懇願」
ダレン:「……。どういうことだ…。」
※疲れきっている感じになる。
ななみ:「こっちがそう聞きたいですよ。」
ダレン:「あの女の生命力が強すぎるのかもしれない…。全然姿が変えられない…!!」
ダレン:「一生この姿なのか…。」
ななみ:「私からすると、さきさんが望んでいる人の姿になれるのが、何億倍も良いし羨ましいです。」
ダレン:「あの女のどこがいいんだ?」
ななみ:「かわいいし気が強くてかわいいし時々魅せる茶目っ気が良いしかわいいし
さき:「ああ!いたいた!」
ななみ:「!!!」
ダレン:「おい!おまえのせいで姿を変えられなくなってしまったんだ!なんとかしろ!」
さき:「なんのことかしら?アタシには分かりかねますわホーホホホホホ♪」
さき:「ななみくん。その袋返してもらうわね。」
ななみ:「はいどうぞ。(トホホ…」
-----------------ここから遡りが終了してエンディング2周目の後になる。---------------------------
最果ての島の大反乱は休戦状態まで持ち込み、再び平和を取り戻した。
あきひろたちはまたそれぞれのいきたい場所へ旅立っていった。
ただ数人はまだこの島に残っている様子。
さてはて…
ダレン:「なあ…。」(突然ポンと出る。
さき:「何よ?まだシャカシャカしてないわよ。」
ダレン:「おまえ、他に仲間たくさんいるじゃないか。所詮は水晶の端くれの俺より、もっと大事にした方が良い付き合いがあるんじゃないか。」
さき:「急に真面目ぶっちゃって。お世辞が言いたくなるお年なのね。」
ダレン:「俺と同じぐらいゆいのすけとしゃべった方が良いと思うぞ…。」
さき:「そう言って、またゆいのすけくんを乗っ取ろうとしてるんでしょ?」
ダレン:「ち、違…!」
さき:「乗っ取っていいわよ。」
ダレン:「は?」
さき:「あんな分からず屋!あんたが乗っ取ってくれた方がいいわ!いつもいつもアタシの気持ちにはまるで気がつかないのよ!乗っ取ってどうにかできるなら、やってほしいわ!」
ダレン:「…。」
ダレン:「アフラーマを倒してもらった礼をしてなかったからな…、今回は手を貸すが、これっきりだぞ。俺をゆいのすけに渡せ。話を聞いてきてやる。」
続く
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続き
↓
ゆいのすけが木陰で本を読んでいる…。
さき:「(いたわ!えい!みんなねむらせる!)
」
ゆいのすけ:「っ!?…z z…」
素早く駆け寄るさき
↓
さき:「はい。ゆいのすけくん水晶一点テイクアウトね。」
一瞬ゆいのすけが光り、見た目がダレンそのものになる。
ダレン:「これでもくらえ!!」
ダークシャイニングを放つ
さき:「きゃあっ!!」
ダレン:「フハハハハ!バカな小娘だ!ゆいのすけは頂いていくぞ!」
素早くテレポーターを使っていなくなる。
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草原を走っている。
ダレン:「地を踏みしめるこの感じ!ああ!私にも五感が冴え渡るときがきた!生きている!お!そうだ!」
ダレン:「まずは泳いでみたかったんだ!それい!」
水深がある川に飛び込む。
ダレン:「ゴボゴボゴボ…!?ぷは!こいつエラ呼吸はできんのか。な、なんだ!?」
片手が突然異常に動く。
ゆいのすけ:「(助けて!助けてください!)」
ダレン:「なんだおまえ金づちなのか?言っとくがいくら騒いだところで俺にしか聞こえてないからな。おまえの声。」
ゆいのすけ:「え!?ま、まさか!?」
ダレン:「ハッハッハ!俺は泳げるから大丈夫だ。さっさとすっこんでろ!」
どこで学んだのか、すいすいと泳ぐダレン。
その後、モンスターと戦ってみたり、アイテムを使ってみたり、装備してみたり。
ダレン:「くっくっく…。このまま乗っ取り続けることができれば、いずれは邪魔な意思を水晶に封じ込め、砕いてしまえばいい。俺は完璧な生き物になれる!」
水晶をぐっと握った途端、握っている腕がぶんぶん動く。
ダレン:「な、何をする!?」
ゆいのすけ:「これさえ割ってしまえば!おわりだ!!」
片手が片手をすごい力で抑えてる状態になる。
尚、現在の居場所はどこかのダンジョン。
続く
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続き
その後しばらく腕同士の取っ組みあいが続き、ダレンが一人でダンスしているような状況になる。
すると、崖の下の方から悲鳴が聞こえてくる!
?:「きゃー!助けてー!!」
ゆいのすけ:「あの声は!さきさん!!」
ダレン:「図ったような叫びだな、俺は行かないぞ。ぬおっ!?」
ダレンが大の字で立ってる状態になる。
ゆいのすけ:「大変です!早く行かなければ!」
ダレン:「黙れ単細胞!!たったあの一声だけでそっから飛び降りるつもりか!?」
?:「助けてー!アタシの大好きなダレンー!!」
ガクーッ。
ゆいのすけ:「は、はい!?は、はあ!?え、ええ!?」
ダレン:「本気にするなよ…。おまえを意地でも呼び出そうと仕掛けてる罠だ。」
ゆいのすけ:「まさか…。えっ…、さきさんには好きな人がいたうえに、あなた?えっ、うそですよね、e」
ダレン:「ええい!こんなふぬけには構っていられん!俺の戦いのセオリーを目に焼き付けておけ!行くぞ!!」
ダレンは崖から大きくジャンプして、水晶に宿るアフラーマの魔力をふんだんに使う。
崖を鋭い一撃で破壊し足場にしてたんたんと下っていく。そこでダレンは思わぬ相手に目を疑った。
ダレン:「あれは…はかいりゅう!?」
まともに戦おうとすれば、こっちが木っ端微塵になってしまう。ダレンはさきのいる位置を確認すると、とっさにはかいりゅうの目の前に向かってダークシャイニングをフラッシュさせた。
ダレン:「よし!」
すっと着地し全力でダッシュしてさきを抱え上げる。
ダレン:「どこでもいいから俺にしがみついてろ!」
さき:「きゃあ!どこ触ってんのよ変態!痴漢!!」
さきの罵倒をもろともせず、魔力が切れる寸前まで逃げながらダレンはある一抹の不安を覚える。
ダレン:「はかいりゅうは誰にでも襲うようなモンスターではない。たとえおまえが煽ったとしてもだ。だとすると奴も水晶なのか?」
ゆいのすけ:「島中を探索してもう砕いたはずなのに…。」
ダレン:「ゼエゼエ…。ほら、ここまで来れば大丈夫だろう。おまえらの足で行け。」
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ダレンの弱点は自然回復がすごく遅い。
そもそもただの水晶に他人の力を集めてできている存在なので自己修復はうまくできない。
ダレンはわざと水晶を手放し、一瞬ダレンの身体が光ると元のゆいのすけに戻った。
さき:「…。」
ゆいのすけ:「さきさん…。」
ゆいのすけ:「いくら仲間でも、やっていいことと悪いことがあるでしょう?危うくその水晶に全てを乗っ取られるところでした。今回は許しませんよ。」
さき:「!ごめんなさい!アタシ…。」
ゆいのすけ:「私についてこないでください。では。」
いきなり水晶がジャンプして半透明のダレンがゆいのすけの腕を掴む。
ダレン:「おい!!
続く
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続き
ダレン:「おま…え…。」
ゆいのすけ:「なんですか。冗談にきまってるでしょ…って、あれ?」
さきが泣いている。
ゆいのすけ:「わわわ、泣かないでください。さきさんのことを嫌いになるはずがないでしょ。」
ツーンとしてる。
さき:「別に好きでもないんでしょ?」
ダレンが察して素早く水晶に戻ってコトンと落ちる。
ゆいのすけ:「違います好きです!…あっ…。」
さき:「本当に?」
ゆいのすけ:「本当ですよ。皆さんとの冒険が終わって離れた後も、忘れたりしませんでしたし…。」
さき:「アタシもね、ゆいのすけくんのことが好きよ。」
ゆいのすけ:「も、もし、もしよければ私と付き合ってくれませんか?」
さき:「どーしよっかなー♪」
ゆいのすけ:「ん…!?」
さき:「断っちゃおっかしらー?」
ゆいのすけ:「えええ!?わっ分かりました…。」
さき:「何真に受けてるの?冗談よ。もちろんいいわよ。」
さき:「でも、ななみくんとか皆のこと考えるといろいろ面倒なことになりそうだから、お友達として始めましょ♪」
ゆいのすけ:「そうですね。分かりました。あ、改めまして…よ…よろしくお願いいたします。」
さきが落ちてる水晶をヒョイと持ち上げる。
さき:「やったわダレン!やっとお互いに言えたわ!あなたのおかげよ!ありがとう♪」
ぽんと出てきて思わず
ダレン:「んなこと知らねえよ俺はおまえらが嫌いだ!俺をこんな目に遭わせやがって!」
ゆいのすけ:「そう言ってるわりには、全然乗っ取ろうとしなくなりましたね。」
ダレン:「おまえらと関わると俺の命がもたん…。(…よかったなさき。)」
ダレン:「とにかく、まだあのはかいりゅうから逃げ切れたわけではない。おまえらテレポーターあるのか?」
ダレン:「だんまりしやがって。仕方ねえな。二人とも、俺を持て。」
ダレンは残りの魔力を使ってはかいりゅうから遠い村までジャンプさせる。
ダレン:「ゼエはあ…ゼエはあ…。」
ダレン:「(苦しい…。じゃじゃ馬の生命力があっても足りねえ…。魔力が…。足…。)」
さき:「あら、ダレン?ダレンー!」
ゆいのすけ:「なんだかかなり辛そうでしたね。もう危険性は無さそうですし、直接持ってていいんじゃないですか。」
さき:「う、うん…。」
それからひとまず村でゆっくりして、
二人はのんびり話しながら、ただの水晶になってしまったかもしれない欠片をさきはずっと手から離さなかった。
さきはダレンから今まで言われてきたことを思い出してた。
ダレン:「俺と居るより、もっと大事にした方が良い付き合いがある…。」
ダレン:「おいじゃじゃ馬!…手間かけさせやがって…。」
さき:「…。幻影の水晶は、本当に願い事を叶えてくれる宝物だったんだわ。」
ゆいのすけ:「結局その水晶のダレンさんは、最初からさきさんを守っていたんですね。」
さき:「悪ぶってても悪い人になりきれなかったり、口は悪いけどやってることはゆいのすけくんと似ていたわ。」
さき:「ダレンはね、生き物になりたいんだって。」
ゆいのすけ:「生き物?」
さき:「うん。自分の意思で動いて、力一杯歩いて、いろんなところに行って…。」
ゆいのすけ:「なるほど。やっと納得しました。先程私がダレンさんに乗っ取られていたときに、彼は走ったり泳いだりしてとても楽しそうでした。」
さき:「今度はアタシたちがダレンの願い事を叶えてあげましょうよ!」
ゆいのすけ:「い!?いいですけど。でもどうやって?体は二度と乗っ取られたくないです。」
さき:「この島には水晶のことを知っている住人さんがたくさんいるわ。きっとなんとかできるかもしれないわ!決まりね。」
さき:「あ、後それから。」
ゆいのすけ:「なんでしょうか?」
さき:「アタシと二人きりのときは、普通にしゃべって♪」
ゆいのすけ:「え、ええと、そうしますと…?」
さき:「しますとーじゃなくて、すると、って。タメ口って言うのかしら?」
ゆいのすけ:「慣れるまで時間がかかりそうです。分かりました…じゃなくて、分かったよ。ええと、さ…さきさ…。」
さき:「さきでいいわ。」
ゆいのすけ:「呼び捨てにはできないのでさきちゃんで…ああやっぱりさきさんで!」
さき:「しょうがないわね。あーあ、今のやりとりダレンに聞かせてやりたいわ。」
続く
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続き
数日後、はかいりゅうを見かけたのが嘘であったかのように静かな日々が過ぎた。
島の住人に話しかけて回ったが、あの水晶の欠片は危険な物。人の命をすいとる、なんのありがたみもない破片。誰に聞いても復活させるなんてとんでもない!と返事が揃った。
おはらいアンテナの特技を使われそうになったり、割ってしまいそうになったり、そうしてしまえばいいような物なのだがさきは拒んだ。
あるとき、あの大反乱の中で暗躍していたモンスターの集団にもう一度会うことができた。
さき:「ちょっといいかしら。この水晶の欠片ってもう一度復活させることってできるの?」
団員A:「あ、あぁ?なに言ってんだっぺ!?」
さき:「お願い!この水晶の欠片は、悪い人じゃないの!」
団員A:「人も何も…。アフラーマがどういう手筈で水晶に魔力を分け与えたのかは知らないし、きっと同じソースの魔力じゃないと、おまえが知っとるやつにはならないと思うだあよ。」
さき:「そう…。」
続く
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続き
さき:「やっぱり…もう諦めるしかないのかしら。」
団員B:「ちょっと待ってください!」
さき:「え?あなたは何か知ってるの!?」
団員B:「ごめんなさい、あなたの話からは少しずれてしまうのですが、気になることがありまして。」
団員B:「アフラーマが作った幻影の水晶。元凶は全て砕いたはずなんですが、先日偵察に回っていたら不可解な現象が」
団員A:「おおそれおらも気になっててな、ねえちゃんはこの島ではかいりゅうを見たことがあるかね?」
さき:「!!み、見たわ…。信じてもらえるか分からないけど、そのはかいりゅうってね」
団員B:「突然目の前に湧いて、突然消える。ですよね。」
さき:「そうなの!!まるでホログラムのように。」
団員A:「あれもだよ、もしも水晶の類だったとしたら、って想像してしまわないかね?この島のどこかに、アフラーマも手を出さなかったとんでもねえもんがあるかもしれねえだ。」
さき:「こんなときにダレンからも話が聞けたら…。」
団員B:「ダレン?」
さき:「この水晶の欠片にいる人よ。」
団員A:「水晶に宿っている意思が名前を持ってるって変わってますね。ずっと手にしてて平気なんですか?」
さき:「最初はやられたわ。体力をとられて動けなくなって。そしたらダレンはアタシを生かさず殺さずの状態にして、水晶の中の世界にアタシを招待したのよ。」
団員A:「水晶の中!?」
さき:「うん。水晶同士の居場所の記憶を縫い合わせることで広がる空間があってね。アフラーマの手先が同じように潜りこんできて戦ったこともあったわ。」
団員C:「本当なんだな?その話。」
団員たちがざわめきはじめる。
団員C:「その話が本当なら、アフラーマが最期言い残したらしい一言のつじつまがあう!この島は二つ存在して、もうひとつの島には誰も来られまいと言っていた…。」
団員A:「ただの狂気の沙汰ではなかったってこったあべ!?」
さき:「案外アフラーマがポケットに水晶を忍ばせてて、自爆したと見せかけてそっちに逃げたのかもしれないわねえ。」
モンスターの集団との話がどんどん弾んでいく。そして今確認できる限りでは、残っている幻影の水晶はダレンが宿る欠片のみ。しかしダレンの意思を復活させる方法が不明。
さきは城下町に行き、ゆいのすけと合流し手分けして得た情報を交換しまくった。
さき:「この巻物が水晶に関係するわけ?…読めないわ…。」
ゆいのすけ:「あのアフラーマの根城をもう一度探ったら出てきたんです。他にもありますよ。」
さき:「うわいかにも趣味の悪い置物ね。」
ゆいのすけ:「調べたところ、こちらは邪神の像と呼ばれ儀式や崇拝に使用される物だそうです。」
ゆいのすけ:「そしてこちらが現代語訳の邪神教【この一冊で誰でもアフラーマになれる!攻略ガイドブック】です。」
さき:「よくそんなの持ってくる気になったわね…。」
ゆいのすけ:「使い終わったらすぐにならくのそこで片付けます。実はこの本に水晶と関係がありそうな項目がありまして…。」
ゆいのすけ:「読み上げますね…。広げた巻物の上に石を置いて巻物に書いてある呪文を正しく唱えると、生け贄にした者を封じ込めることができる。同じく呪文を逆から読むと石から封じ込めた者を再生できる。失敗するとやり直すことができない。」
さき:「ダレンってアフラーマの失敗作だったりするのかしら?」
ゆいのすけ:「そうかもしれないですね…あ、今のは内緒で。水晶の使い方あれこれ…水晶には魔力を分け与えることができる。同じ巻物で2行目までの呪文を反復して唱える。尚、魔力を持たない者に読ませると全てを水晶に渡すことになる。」
さき:「めちゃくちゃな巻物なのねこれ。」
ゆいのすけ:「そうですね。更に言いますと、ほら、この本の内容は全てフィクションです。実際の人物、団体等とは一切関係ありません。」
さき:「というか、これ全部アフラーマのなんでしょ?」
なんか起こらないかしらと、水晶の欠片をぺたぺたあててみるが何も起こらない。
さき:フィクションなら巻物に欠片置いてアフラーマごっこでもしてみる?」
ゆいのすけ:「そ、それはやめておきましょ?」
さき:「ダレンのバカー!」
さき:「水晶の欠片の風上にも置けない弱虫出てきなさい!」
さき:「出でよ!アタシのしもべ!!」
ゆいのすけ:「…。」
さき:「何よその顔。」
ゆいのすけ:「はは、彼って私に外見がそっくりじゃないですか。あまり他人事として流せないところがありまして。」
そのとき!邪神の像に向かって突如黒い手が伸びてきた!
?「こんなところにあったか。」
さき:「こら!待ちなさいよドロボー!」
?「ドロボーは貴様らの方だ!これらは返してもらう。」
黒い幽霊のようなアヴィなんとからしきモンスターは、巻物、置物、書物、そして水晶を…
さき:「その水晶だけは返してもらうわ!!」
?:「残念だが、幻影の水晶は我々の計画に必要な物なのだ。…な、何事だ?」
アヴィなんとかが水晶を握っていると、水晶は高熱をおびアヴィなんとかの拳をこじあけた。
?:「ぐぬう破片ごときが調子にのりおって!」
さき:「ダレン!こっちよ!」
ゆいのすけ:「さきさん危ない!」
どこからかダークシャイニングがアヴィなんとかに向かって放たれた。
?:「っ!…まあよい。像と巻物さえあればな。カッカッカ。」
アヴィなんとかが消えると半透明のダレンが現れた。
さき:「ダレン!!」
ダレン:「…。」
さき:「ダレン?覚えてる?アタシよ、さきよ。」
ダレン:「う、うぅ~ん…?さき…?知らない…。」
さき:「ぼけてないで早く思い出しなさいよ!」
布袋に水晶を入れてシャカシャカふる。
ダレン:「どわああああやめろクソじゃじゃ馬!!」
ゆいのすけ:「なんて口の汚いお人なんだ…。」
続く