千年前の貴婦人

昔の短歌とか一回は授業かなんかしらで見たことはあるはず。

多くは恋心を表現したもので、まあ今よりも自由な時間があったのかもしれないし…気持ちを集中させられるだけのパワーを傾けられたのかもしれない。


私も夫ができる前に何度か恋愛感情を燃やしていたときがあったんだけど、まだ勉強不足なところが多かったから、そんな綺麗事ではなかった。


寂しいとか辛いと思えるということは、それだけこの先の楽しみにしてることに胸を膨らませてるってことだから、敢えてこの状態、なかなかに幸せなのでは。

無いものを求めてるわけじゃなくて、その日々がちょっと遠いだけだし。


私の家族に引っ越しの旨を勇気を出して伝えたところ、意外にも前向きに応えてくれた。

元々私の家族は雪がよく積もる地域に住んでいた血筋なので、まるで故郷のように関心を持ってくれた。同じことばかり喋ってた祖父が新しい話をぽんぽん出すようになったのでちょっとびっくりした。

私にとって大切な友人たちとも引っ越し先で関わりがあることを伝えると、娘がそんなにお世話になっていたなんてって感じで驚嘆された。

…………ま、まあそうか、そうだよな。私自身、学生の頃はお世辞にもダチが作れそうなやつではなかったし。なんだか挨拶やらお礼やら家族一団で準備を考え始めて、支えになる柱が増えたようだ。なんだかんだ愛娘ではあるんだね。私にとって母は仕事の先輩後輩の間柄の感覚なんだけれども。

スポンサー的な感じで不足分の家具や電化製品について等いくらかサポートしてくれるようなので、ついでに今後遊びに来たいそうなので、引っ越しの費用はほぼ安全圏とみてよさそうだ。

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